ムジルシらしさって、ナニ?自己流ではすぐに限界が訪れる

著名人の言葉から、朝礼のためになるスピーチネタを紹介


経営はスポーツと同じ!
基本がなくて最初から自己流だと、
進歩はいずれとまる。

松井 忠三【まつい・ただみつ】
良品計画代表取締役会長兼執行役員

松井が無印良品をたて直す際に経営に持ち込んだ合理性を本人はこう言っている。

2003年当時の無印良品は、感性やセンスを重んじる傾向があった。

例えば店作りにおいて、
什器の置き方、照明の当て方、商品の陳列の仕方などに、明確なルールがなく、
「これが、無印らしい店だ」と経験則から先輩が指導する。

現場はその指導に従って徹夜で店を作るが、
翌朝やってきた別の先輩は
「こんなのじゃダメだ、無印らしさが分かっていない」
と作り直しを命じる。

新店を開くたびに何度も陳列を代える事は珍しいことではなかった。

弊害となっていた、属人的な感性と個人の経験則である「無印らしさ」を松井は
「店舗作りの作業基準書」を作り上げることで、そっくり置き換えてしまった。

スポーツと同じでまずは、基本!

個性や個人のスタイルはそのうえに形成されるものである。