雪の早朝、早く出社する人、遅刻する人、除雪をする人の違い

2013年は日本に接近する台風の数が多いとそうです。例年10月になると台風も少なくなるようですが、海水温が高い状態が続いていることが影響しているのでしょうか?

台風26号は、関東地方の朝の通勤時間に再接近しました。列車の運行に支障が生じて、朝礼の時間に間に合わなかった社員も多くいたでしょう。

災害時に早く来る社員、遅刻してくる社員の傾向を注意深くみています。
誰でも感じることかもしれませんが、遅刻する社員の意識の低さが目に付いて困ります。
台風26号の爪あと

平気で遅刻する社員

ほんの一駅、電車に乗るだけで出社することが出来る社員が、台風や降雪などの日に平然と遅刻してくる気持ちが良く分かりません。誰がどう考えても、混雑が予想されるような日に、わざわざ普段と同じ時間に家を出ているのでしょう。

そんな彼の手には、まるで子供がお小遣いをもらったときのように、大事そうに遅延証明書が握られていました。
遠方から普段の倍以上の時間を費やして出勤する社員のことを考えると、一言もの申したくなるものです。

平時ではない朝のオフィスでは、人手が足りないことが容易に想像できます。
わざわざ遅れると分かっている公共機関に頼らずに、自分の足で歩いてきても良いと考えます。

一方で遠方から定時に間に合う人

詳しく聞けば、前日の夜から早朝出社の準備をしていた女性がいました。
まだ暗い時間から、ご実家に子供を預けに行ったうえで、普段の三倍の通勤時間を見越して家を出たという。

両者の違いは事前の準備

両者の違いは、心構えといってしまえばそれまで。
事前の準備と、翌朝の状況を想像する力にあると考えます。

あまり、仕事の能力に結び付けて話をしたくないのですが、
もし、お客様の立場であったなら、どちらの社員に仕事を依頼したいか。
両者の上司であったとしたら、どちらに大事な仕事を任せられるでしょうか。
答えは至ってシンプルだと思います。

早くから除雪作業していた社員

関東地方に珍しく降雪があった早朝の出来事です。会社組織の中では、正直あまり目立たない社員が、社屋前を除雪作業していた風景に出くわしました。そのときは意外な人物の意外な行動に、若干しどろもどろして挨拶だけして通り抜けてしまいました。

後から彼の周囲に詳しい経緯を聞いてみると、遠方から通勤している彼は、前日の夜に帰宅することを断念して近くに宿泊していたといいます。
普段から電車の遅れなどで遅刻することもある彼は、名誉挽回とばかり早朝から除雪していたのでしょう。

常に驚きを与えてくれるので、若い人が組織にいることはいいことであると思います。