ホリエモンこと、堀江貴文氏が出所後、初の書き下ろし作となった書籍【ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく】より、朝礼スピーチのネタを紹介します。
そもそも、お金とは何なのか。
堀江氏は、「お金とは『信用』を数値化したものである」と説いている。
あるいはあなたにも、終電を逃してしまったときに、泊めてくれる友達がいるだろう。引越しするときに車を出して手伝ってくれる友達がいるだろう。住むところを失ったときに、「じゃあ、うちに住めよ」と居候させてくれたり、食事をご馳走してくれる友達がいるかもしれない。
もしかするとあなたは、「友達なんだし当然だ」と普通に受け入れているかもしれないが、これはあなたがホテル代や引越し代、さらには食費や家賃に相当するだけの信用を手に入れている証拠なのだ。
「堀江貴文 ゼロ」より
東大の学生証は交通費分の価値がある?
お金は、見方を変えれば単なる紙切れに過ぎない。どれだけ凝った印刷が施されていようと、一万円札の印刷物としての価値は、せいぜい数十円だと言う。
通貨は、その国の発行する信用を背景にして、その価値を維持している。日本であれば一万円は、北海道でも沖縄でも一万円相当の物やサービスと交換することができる、「日本国のお墨付き」という訳だ。
堀江氏は、東京大学在学中に、ヒッチハイクで様々な場所に旅行していると言う。
見ず知らずの人の車に同乗させてもらうのは、並大抵のことではないのだろう。これは、もともとの信用がないのだから当然だと言える。
そんなときに、堀江氏の最終手段となったのが、「東大の学生証」。
若き日の堀江氏は、「東大ブランド」という普遍的な信用を交通費の対価として、利用していたことがわかります。
ソーシャルメディア時代の信用
10の信用があれば、100のお金を集めることができる。
けれども、100のお金を使って10の信用を買うことはできない。
(中略)ツイッターで100万人のフォロワーがいる人にとって、1億円の資金を集めることはなんらむずかしい話しではない。しかし、どこかの誰かが1億円の資金を投じても、決して100万人のフォロワーをつくることはできない、と。
お金よりも「信用」が価値を持つ時代は、すでにはじまっているのだ。
(中略)ほんとうに困ったとき、人生の崖っぷちに追い込まれたとき、失敗してゼロに戻ったとき、あなたを救ってくれるのはお金ではなく、信用なのだ。
「堀江貴文 ゼロ」より
現在、堀江氏のツイッターでのフォロワーが99万人超。ソーシャルメディアにおいて抜群の信頼を得ています。
自分を信用することが自信となる
100人の人間と知り合って、100人すべてから信用されることはないだろう。(中略)もしも100人中10人が理解してくれるのなら、1000人に会えば100人が理解してくれる。
万人から愛されようと自分の信念を曲げるのではなく、単純に分母を増やしていけばいいのだ。
信用の「ゼロからイチ」は、まず自分で自分を信じるところからはじまる。
堀江貴文「ゼロ」より
自分を信用するから「自信」となる。
自分を信用していないような人が、他人から信用してもらえないのは当然だろう。
まずは、自分を信頼し自信を持とう。自信を持つためには「努力を積み重ねていくことである」と、堀江氏も語っている。
堀江氏(@takapon_jp )の著者「ゼロ」読了。 はたらく事の意義、仕事のやりがいが大テーマ。 刑務所での作業(懲役)に於いても働く喜びを実感していた… という件が印象深い。 稼ぐ事は結果論と。。
— t2y (@hiroict2y) November 6, 2013
生きることは働くこと。@takapon_jp 堀江貴文さんのゼロ、cakesの連載をたのしみに、そして本も買いました。生きるために働いていて、努力の人間であると。新たなステージに登られた印象。これからの堀江さんを見るのがたのしみです
— みち (@michi8452) November 6, 2013