2016年夏のヒットドラマに”家売るオンナ”というのがありました。
北川景子扮する天才不動産屋、三軒家万智が不動産営業所の同僚とぶつかり合いながら、次々と家(不動産)を売っていくドラマです。
主人公が同僚や部下、ときには上司にも指示を出す場面で、使う言葉が GO!
これは、今年の流行語大賞になりそうです。
ポケモンGO!もありますし・・・。
さて、主人公は、なぜ他の営業が売っても売れない家をバンバン売ることができるのでしょう?
彼女は、お客様の問題を解決するために家を売ります。
家を利用して、問題解決への絵を描き、買い手の未来を示して家を売ってしまいます。
不動産営業は女性が有利?
家売るオンナの主人公に限らず、住宅営業は女性が向いているかもしれません。
だって男性の営業って、いかにもって感じで胡散臭いんですよね、とくに不動産屋は・・・。
やはりブログをやっている、「家売るオンナ」を見つけました。
お客様はオートロックのエントランスが欲しいわけでも、床暖房や食器洗浄機といった住宅設備を手に入れたいわけでもない。
さらに言えば、住宅そのものを求めているわけではなくて、「そこに住むことによって得られる豊かな将来」に大きなお金を払うんだというお客様の気持に、ようやく行き着くことができました。
そこに気づいたとき、私のなかでパチッとスイッチが入りました。それで、これまで売れなかった売却物件に応用してみることにしたんです。
かたっぱしから「その物件に住む理由」をもったお客様の姿を考えたんです。
すると、どの物件に、どのお客様を紹介すればいいのかが、だんだん明確になってきました。それまでバラバラだったお客様と物件が線で繋がった瞬間です。そして、お客様と物件を結びつける線が「お客様がそこに住む理由」であり「お客様がそこで得られる将来」だということに気付きました。
私は、物を欲しがる、いわゆる物欲って、本能だと思うんです。
欲しくてたまらない!ってスイッチが入ってしまったら、もう止めることは難しい・・・。
だから住宅営業の能力って、お客様のどこに「物欲のスイッチ」があるのかを嗅ぎ分ける嗅覚がすべてだと思います。
モノを買うのに理由なんかないんです。
あるとしたら、後付の言い訳だと思います。
私が、後付の理由もなしに、本能のままに購入するものは書籍です。
- 読みたい
- 知りたい
- 手に入れたい
こんなふうに感じた瞬間に、レジに持っていくために手に取っています。
ただ、買うものが不動産だと、こんなに気軽にはいきませんね。
優秀な不動産屋、とりわけ北川景子のような美人営業に(強く)背中を押してもらう必要があるでしょう。