熊本地震・鳥取地震に続き、海外ではイタリア中部の大きな地震が報道されました。
新聞報道を見るかぎり、2016年10月28日現在、マグニチュード6クラスの大地震が襲ったようです。
Primeras imágenes del #terremoto 6.3 de #Italia #earthquake #italy #Perugia #ascoli pic.twitter.com/fIwvZwA3DU
— Tuitero Sismico (@dngonzalo) 2016年10月26日
住宅は家族の拠り所
現地の様子は、小さな写真でしか窺い知ることができませんが、多くの建物が崩壊しているようです。
一見すると、鉄筋コンクリート造の建物に見えますが、倒壊した建物の断面にむき出しの鉄筋がないことから、日干し煉瓦を積み上げた工法なのかと思います。(違っていたらスミマセン)
不動産業界の片隅で仕事をする身として、家族の心のよりどころとなる住宅が潰れている様子を、たとえ写真でも見ることが、つらくてしかたありません。
これまで、どどれだけ家族に夢を与えたのでしょう?
雨露をしのぎ、風雨や夏の日差しからも守った家がなくなってしまう心細さは、いかばかりかと心穏やかでは居られなくなってしまいます。
地震大国、日本の強み
日本は言わずと知れた地震大国です。
幾度となく地震にさらされ、「より強固に・しなやかに」と鍛えられた住宅建設技術が確立しています。
外国で、どれほどの需要があるか分かりませんが、日本国内で小さなパイを奪い合うより、海外のブルーオーシャンに打って出るのも、よい選択肢かもしれません。
セキスイハイムの作る家は工業製品
私のお気に入りのセキスイハイムは、住宅の工業化が最も進んだハウスメーカーだと思っています。
住宅を、居室・リビング・キッチン・お風呂など、主要な単位ごとにモジュール化しています。
それらのパーツを、工場で製造することで、(工業製品として)品質が安定しています。
現場では、工場で作られたパーツをクレーンで積み上げ、完成させます。
もう、あっという間ですよ、昨日まで基礎しかなかった建設予定地に、一日で立派な家が建ってしまうから驚きです。
本日、洗脳されてきますた。 ネタをいくつか。 セキスイハイムはすべて工場で生産。ばらして、現地組み立て なぜ? → あなたは雨の中で作られた車を買いたいと思いますか? 家は雨ざらしでもしょうがないと思っていませんか? なるほどー
— さつけん (@ken_3391) 2010年9月18日
すっかりセキスイハイムの話になってしまいましたが、良い点は品質を一定に保てること、住宅建設の工期が天気に左右されにくいこと、加えて各モジュールが徹底的に耐震テストをしていることです。
工場内で組み上げた家を、巨大な起震装置で容赦なく何度も揺らして、テストを繰り返しています。
なんでも同じことが言えますが、もっとも厳しい環境で生き抜くことが、強い耐性を得ることができます。
私がセキスイハイムを好きな理由ですが、こんな強みを持ったハウスメーカーこそ、海外に打って出て、日本の凄みを知らしめて欲しいと、いつも思っています。
今回のイタリア地震では死者がいないとのことでホッとしていますが、日干し煉瓦では、やっぱり大きなゆれに耐えられませんね。
現地の早く、より良い復興をお祈りいたします。